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ナショラルトラスト運動
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「一人の一万ポンドより、一万人の
一ポンド」ナショナル・トラスト運動

貴重な自然や残したい歴史的な建造物をみんなのささやかな浄財を集めて買い取り、未来永劫残して行く取り組みを「ナショナル・トラスト」運動と言います。環境保護運動の一つの在り方で、日本では1964年(昭和39年)に鎌倉の鶴岡八幡宮の裏山「御谷(おやつ)」の開発計画が起こり、その反対運動が大仏次郎氏らを中心に市民の手でなされました。これが日本で最初のナショナル・トラスト運動です。これを契機に、日本各地で運動が広まっていきました。大仏氏はこのトラスト運動を表して、「過去に対する郷愁や未練によるものではなく、将来の日本の美意識と品位のため」と言っています。

イギリスでは1895年に三人の篤志家(オクタヴィア・ヒル、ロバート・ハンター、ハードウィック・ローンズリー司祭)により、設立されたのが、ザ・ナショナル・トラストという世界最大の環境団体で、日本の運動もこれらの取り組みから学んだものです。

赤目の森のナショナル・トラストの取り組みは北海道の知床や和歌山県の天神崎から学んだものです。1996年に赤目の里山を育てる会が発足後、翌年の2月に丁度裁判所の競売物件が出されて、運よく土地を手に入れることができました。
 手に入れるための資金は、赤目の里山を育てる会が寄付金として集めている「みどりの基金」1口5万円を活用したもので、3000㎡の里山を150万円で落札することができました。

買い取ったプロパティは手入れがしていない杉林でしたが、みんなで整備して舞台を作り、コンサートをしたり、様々なイベントで使えるようになりました。第2号地は1999年で、ハッチョウトンボが生息する田んぼ1000㎡を100万円で取得することができて現在に至っています。

最近になって、木質バイオマスとしての「ペレット」生産が、障害者の就労支援の「赤目の森作業所」で行われていますが、その木質材料を供給する林地の必要性が言われており、第3号地の取得が喫緊の課題となっています。

また 赤目の森作業所では世界最小のトンボである「ハッチョウトンボ」が生息する第2号地を本来の田んぼとして利用することが計画されていて、「ハッチョウトンボ米」というブランドで、売り出す準備が進められています。

このように、皆さんの協力で取得できたプロパティ―をこのように利用できることはとても珍しいことであり、環境保全と経済活動が両立できる極めて斬新なモデル事業となって行くことが考えられます。
(赤目おやじ)


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