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里山ボランティア活動 安全指針
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特定非営利活動法人 赤目の里山を育てる会は、2007年9月の「国際ワークキャンプ名張2007夏」にて起こった事故を教訓に、二度と事故が起こらないようにするために、当会独自の「森林里山ボランティア作業安全指針」を作り、これに基づいて「作業日報」運用マニュアルを作り作業を行うものとする

1 一般作業安全指針

ボランティアとして作業に参加する者は、あくまで個人の自発的な意思による参加であることを前提とする。いかなる報酬もない反面、誰からも作業を指図されたり、強制されたりすることはない。作業の安全については、各人が自己責任の原則のうえに立って、危険を避けるための知識や経験を身につけ、事故のない楽しい活動を心がける必要がある。当会は作業に関わるボランティアに対し、安全の知識や経験を身に付けるための講習等を行うが、作業に参加する判断は、ボランティア自身が自らの身体能力と作業への習熟の度合いを考慮し、決めなければならない。その判断においては、安全を優先して考慮し、作業において自らの安全を確保できないと判断した場合は、作業に関わってはならない。以下に、安全のために守るべき最低限の事項を定める。

1.1 リーダーの指示に従う

ノコ、ナタ、カマなどの道具を扱うほか、ほかにも参加者がいるため、勝手な個人行動は危険である。事故を防ぐために、作業監督者及びボランティアリーダーの指示に従って行動を行う。

1.2 作業に合った服装

森林では、長袖、長ズボンを着用する。運動靴、登山靴又は山林用地下タビ等を着用。

1.3 作業日報

作業の前に、各自が作業日報を記入する。作業内容と使用する道具を確認し、道具の使用法が分からない場合は使用前に確認する。作業前に危険を予知し、その点に注意をしながら作業に取り組む。記入後に作業に参加する上で問題がないことを確認する。

1.4 作業安全会議

毎日の作業前に、作業安全会議を行う。作業内容を伝達し、作業で予測される危険を全員で共有する。

1.5 道具

使い方を知らない道具は使用前に使い方を確認する。使い方がわからない場合は使用しない。使用前に道具が破損していないか、安全上問題ないか各自で確認する。刃物を持ち歩くときは、注意を怠らない。道具をフィールドに放置すると事故の原因となるため、作業終了後は道具を片付け、紛失した場合は報告する。道具の使用後はメンテナンスを行い、不具合や破損がある場合は報告する。道具は整理整頓に心がける。
エンジンやモーター等、動力の付いた機械(刈払機、チェーンソー、薪割機、チッパー等)を用いる場合は、第2章「機械作業安全指針」の確認、及び道具ごとの安全講習を受ける必要がある。

1.6 基本動作

作業地は急傾斜で不整地であるため、転倒に注意する。歩行時は転倒に備え、利き手は空けておく。また、前後の人との距離を保つ。斜面を歩くときは、足の裏全体を使って歩く。斜面での作業は、足場を確保し、不安定な体勢を避ける。無理をせず、疲れたら休む。

1.7 体調管理

作業前に体調を確認し、体調が悪い場合は作業を控える。作業途中で体調が悪くなった場合は無理をせず、作業を中断する。疲労が蓄積しないよう、適度に休憩を取りながら作業に取り組む。熱中症や脱水症状にならないよう、水分の補給に心がける。

1.8 単独作業の禁止

1人での作業は行わない。常に2人以上のチームを組んで作業を行う。緊急時の連絡のため、チーム内に少なくとも1人は携帯電話を持つ者を入れるとよい。

1.9 ハチやマムシに注意

フィールドにはスズメバチが生息しており、刺されると人によってはアレルギー反応によって死亡する事がある。巣に近づいたり刺激したりしない。夏から秋にかけて被害が多いので、黒い衣服や香水は身に付けない。マムシにも注意。遭遇した場合、刺された場合等の対処方法を確認しておくこと。

1.10 作業監督者とボランティアリーダー

当会が主催及び共催して行う作業では、当会が手配する作業監督者を定める。また必要に応じて、ボランティアリーダー(ワークキャンプのキャンプリーダーを含む)を定める。作業に関わるボランティアの安全及び健康は、作業監督者とボランティアリーダーが共に注意を払い、全ての作業について責任を負う。ただし、ボランティアが指示に従わずに行動した場合はその限りではない。技術的な作業内容や手順、人員配置については作業監督者が、生活面や作業態度・意欲についてはボランティアリーダーが特に注意を払う必要がある。作業監督者とボランティアリーダーは、ボランティアの安全及び健康が確保されないと判断した場合は、ボランティアに作業内容の変更や中止をさせることができる。

1.11 新たな作業の開始

当会が主催及び共催して行う作業では、当会が手配する作業監督者を定める。また必要に応新たな作業を始める場合は、作業監督者が作業現場まで行き、現場の安全確認と作業の注意事項の伝達を行う。その際ボランティアが作業を開始してからしばらくの間は、現場で安全に作業が行われることを確認する。

1.12 保険

当会は、名張市市民活動保険制度に事前登録を行っています。保険金等の条件は下記参照。
保険名称  名張市市民活動保険
 (傷害保険)
    死亡保険金   1000万円
    後遺障害保険金 30万円から1000万円
    傷害入院1日 5000円
    傷害通院1日 2000円
 (賠償責任保険) 
    対人賠償責任  限度額1事故15億円  限度額1人1億5千万円
    対財物賠償責任 限度額1事故5億円

2 機 械 作 業 安 全 指 針

森林里山作業は、手工具を原則として行っているが、技能の向上に伴って、チェーンソーや刈払い機を使用した機械作業を希望する者が増えている。機械作業は、作業効率の向上や作業負荷の軽減を図り作業の質を高める上で有効である反面、ひとたび事故が起きれば大きな災害となることが想定される。このため機械作業を行う場合の会のルールとして、機械作業安全指針を定める。

2.1 機械作業の原則

機械を使用するか否かは本人の自由意志による。機械を使用して作業を行う場合は、機械作業の知識、技能を自ら修得して、特に安全に留意して作業を行うものとする。

2.2 機械作業可能者

機械を使用して作業ができる者は、下記の要件を満たす者で、本人の申請により機械作業可能者リストに掲上された者とする。リストは、機械種別ごとに作成する。

(ア)チェーンソーの場合は「労働安全衛生規則第36条第8号の2の特別教育」、刈払い機の場合は「チェーンソー以外の振動工具取り扱い作業者安全衛生教育」の修了者又は公的機関等が行うこれとほぼ同程度のカリキュラムの教育を終了した者

(イ)当会のフィールドで、それぞれの機械ごとに実技実習を受けた者

(ウ)上記とほぼ同等の技能を有する者として当会が認めた者

2.3 リスト掲上のための申請

機械作業可能者リストに掲上しようとする者は、下記事項を記載の上、会の事務局に届け出るものとする。
機械作業リスト掲上の申請書
氏名(自署)、使用機械、修了特別教育等の名称、教育の実施機関、修了年月日(修了番号)、加入保険

2.4 保険の加入

機械作業を行う者は全員、下記の保険に加入するものとする(加入事務は、会で一括処理)。なお、実技実習を受けようとする場合も、あらかじめこの保険に加入すること。

保険名 グリーンボランティア保険 第二種(Aプラン)
   死亡保険金  1000万円
   後遺障害保険金 30万円から1000万円
   ケガ入院1日 5000円
   ケガ通院1日 3000円
   身体賠償責任 限度額5000万円
   財物賠償責任 限度額5000万円

2.5 安全作業の励行

機械作業を行う者は、労働安全衛生法を遵守するほか、林材業労災防止協会発行のテキスト「伐木作業者安全衛生必携」、「刈払い機取扱作業者必携」に記載された作業の安全に関する事項、機械の点検整備、歯の目立ての励行等の機械の取扱に関する事項、及び一般的注意事項等を遵守すること。
 (動力機械運用に関しては、別に定める)
以上

(平成20年3月制定)

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